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弔いとしての語り

池澤夏樹編成の日本文学全集(あの、パステルカラーで思わず全巻揃えたくなるやつ)のなかに古事記が入っていて、つらつら読んでいる。 もう何がなんだかわからないくらいたくさんの神様が出てくるため、なかなか前に進まないのだけれど、フライングをして解説を読んでいたら、こんな一文があった。 いわく、古事記は敗れた出雲の神々を書いた、滅びの文学だと。

原点にかえる

ふと気づくと、このgoatを使い始めてから1年以上が経っていた。 ここで書く文章は、いちばん楽しいというか、自分のためというか、なんというかはんぶんプライベート空間のようなものとして、気軽に書き溜めている。 感情や思考の整理をしたり、書く練習をしたり...書き終わるとだいたい、すっきりしている場所。 ここで初めて書いた文章は、これだ。 ここに書い

音楽みたいな文章を

ここ最近、生の音楽を聴く機会に恵まれた。クラシック、ジャズ、バンドと、ジャンルはばらばらだけれど。 恥ずかしながら、私は音楽にさっぱりというか、大変疎い。それでもたまにこうやって、良い音を、生の音楽を聴きたいなあ、となる。1〜2ヶ月そんな状態だったところに、ひょんなところからチケットをいただいたのだ。 ジャズとバンドはともかく、クラシッ

12月

あっという間に12月に入ってしまった。今年1年はほんとうに早い。年々早くなるというから、毎年、今年がいちばん早いのかもしれないけれど。 12月は寒いけれど、暦のなかでいちばん好きだ。「今年も終わる!」というあのカウントダウン感がたまらない。だから、年が明けるとなんだかつまらなく感じてしまう。お正月より大晦日の方がわくわくする。 クリスマスも

ははとむすめ、のあいだで

母と私は、仲がいい。 最近は「毒親」という言葉が一般的になり、特に娘と母親の関係が見直されている。私はそんな記事を読むたび、「もし当てはまるのがあったらどうしよう...」とびくびくしている。 でもよく考えたら、一つ二つ当てはまるくらいがふつうな気もする。「一つも当てはまらない」ような完璧な母親がいたら、逆にそれは「毒親」だろう。 母がいわ