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ささやかなきっかけと親近感

by SAKI.S

帰り道にまいばすけっとに寄ったら、ヤマザキの大きいバイカラーのロールケーキが128円くらいで売っていたので、今日のごほうびはそれにしようと手に取った。

レジに並び店員さんにロールケーキを差し出しながらふと隣を見ると、おんなじヤマザキのバイカラーロールケーキ(本名を忘れた)を店員さんに差し出している人がいるではないか。

顔は見なかったけれど、30前後くらいのサラリーマンおにいさん。彼も帰宅後このバイカラーロールケーキを頬張るんだろうか。なんて想像していると、妙な親近感がわいた。

そうだ、たまに全く関係ない赤の他人と、親近感を共有することがある。そして私は、その瞬間が、けっこう好きだ。

電車のちょっとした遅延(プシューッと止まって、「お客様にご連絡いたします...この電車はただいま、前を走ります電車が...」が始まるやつ)くらいだと親近感というか連帯感はわきにくいけれど、雪や大雨の日に遅れてやってくるバスを待つときだとか、海外でまわりを背の高い人たちに囲まれたときに聞こえてきた日本語だとか、自分と全く同じチェックのストールを巻いた人とすれ違ったときだとか。

その、妙に感じる連帯感とか、親近感とか。

特に挨拶をするとか、話しかけるってことがなくても、ちょっとお互いを意識しているかんじがいいんだろうか。いざとなったら話しかけられるきっかけがある、というのがいいんだろうか。

身近な人(自分のことを理解してくれると期待している人)とうまくいかないとか、そういう孤独感を抱えているときこそ、ふつうなら全く繋がれなさそうな「赤の他人」に感じる親近感って、おなかのあたりをあたためてくれる気がする。

共通点(バイカラーロールケーキ)を見つけたり、同じ目的(早くバス来ないかなあ)を共有したり。人と繋がるきっかけって、自分が思っているよりもささやかなのかもしれない。大都市に住んでいると、それをなかなか感じられないんだけれど、ロールケーキからそんな「ささやかなきっかけ」を思い出す。

それでは、また。

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