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落ち込むのはふつうのこと

by SAKI.S

さいきん、結婚式への準備やら、新生活のばたばたやら、慣れない仕事やらで、落ち込むことが多い。

新しいことを始めるとき、変化するときまたは変化しようとしているときは、心に余裕がなくなっているのか、ささいなことで落ち込んだり、イライラしたりしている。そしてそんな自分にまた落ち込むという、悪循環。

いつもポジティブで、前向きでありたいと思う。リポビタンDとかポカリスエットとか、カロリーメイトのCMを見るたび、斜め前上45度を向いて大股で歩きたいな、なんて。

でもそう思えば思うほど、落ち込むのもまた事実で。

そんな気分が乗らない自分の目に飛び込んできたのは、本田圭佑のニュース記事だった。テレビがないので普段スポーツ番組を見ず、選手の名前も知らず、浅田真央が引退することもさっき知ったという無知ぶりを披露している私に、なんでその本田圭佑の記事が目に飛び込んできたかというと、「毎日落ち込んでます」と書いてあったからだ。

イタリアにいる彼をインタビューしたその記事は、もちろん前向きな言葉で締めくくられていたのだけれど、落ち込むことはある?という記者の質問に対して「毎日落ち込みます」と書いてあった。なるほど、本田圭佑が毎日落ち込むなら、いわんや私をや、なんて考える。

本田圭佑と比べたってなんの意味もないんだけれど、どんな世界にいる人だって落ち込むんだなあという当たり前のことを思い出し、やっぱり人なんだし毎日空が晴れるわけでもなし、落ち込むのは当たり前、という気持ちでいる方がいいんじゃないかと思うようになった。

雨にふられたり、好きな人から返事がなかったり、仕事でミスしたり、いいと思った自分の考えが否定されたり、低気圧で頭が痛かったり、朝寝坊したり。そんなこと、生きているとたくさんある。

落ち込むのが当たり前、落ち込まない日はラッキーデー、って思うくらいが、ネガティブな人にはちょうどいいあんばいなのかもしれない。

もちろん、性格的に前向きで楽観的な人がうらやましいのはあるけれど、まあ真似したところではりぼてでしかないから。いとももろく、ポジティブなよろいがぽろぽろはがれていくのを知っているから。

あと、意識して深呼吸するのがいいらしい。吸う息じゃなくて、吐く息のほう。ふうううーと息をゆっくり吐いていると、確かに気持ちが落ち着いてくる。

それでは、また。



SAKI.S
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