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映画が苦手だ

by SAKI.S

私の街はねこの街である。3分くらいの帰り道で3匹のねこは必ず見かけるくらい。上のねこは、家のすぐそばの屋根の上にいたねこで、夜はいつも空き家?かなんかになっている玄関のマットレスの上にちょこんと座っている。

暗闇に光るねこの目はなんだか妖しい。3匹くらい集まって、みんなでなにを話しているんだろう。そのうち街中のねこを写真におさめて「ねこの街」PRをする予定である。

今日書こうとしていたのは映画の話だったんだけれど、ねこの写真を見ていたらねこの話になってしまった。見たい映画はちらほらあって、とりあえずコナンだけは達成した。夜は短し歩けよ乙女と、人生フルーツと、ムーンライト。

とかいいつつ、私は映画が苦手である。

二人暮らしを始めてからというのも、居間にテレビが鎮座するようになった。Netflixやらアマゾンプライムやらに登録されているため、映画だってそれなりに見放題である。でも私は家に帰宅後、はあ〜つかれた、とぴっとテレビをつけて映画を見ることはない。映画は私にとってエンタメではないのだ。

私があ〜つかれた、というときにすることは、文字を読むことだ。エッセイを読んだり、ネットサーフィンしたり、マンガを読んだり。はまっている小説があればそれももちろん読む。

そんな活字フリークの私にとって、映画はつねづね情報量が多いなあ、と思っていた。画像があって音声があって洋画だと翻訳もついたりして、と忙しい。またその画像も、ぱっぱぱっぱと切り替わるのだから。

また、時間がこちらでコントロールできないのもつかれるもとである。本とかアートだったら飛ばすところは飛ばせるし、立ち止まることもできる。映画だとそうはいかない。

映画は好きだけれど、映画というメディアそのものが好きかと言われれば、そんなことはないんだろう。

映画を映画館で見ればだいたい2時間後にはぐったりしているから、映画をエンタメとして見れる人はすごい。そんなことを言うと、文字を読んでいてつかれないんだからすごい、と返されることがあるけれど、確かにこれは人それぞれなんだろう。自分で読んでいかなきゃいけない活字は、確かにしんどさがつきまとう。

そんな私はここ1年くらいアニメや特にアニメ映画が好きなんだけれど、アニメは実写に比べて簡略化されるから、情報量が少なくて楽、というのも一つの理由だと思う。子供がアニメを好むのもそのためらしい。ん、つまり私の脳の情報処理量は小さい子供と同じくらいだということだろうか...。

せっかく情報がぎゅっとつまっている映画を見るなら、なるべく多くの情報を受け取りたい、と思う。画面の構図とか葉っぱの描き方とか、人物に対する光のあたりかたとか、カットの意味とか。

映画を全く見なかった私が、そのおもしろさが全くもってわからなかった私が、それを完全に撤回しないといけなくなった衝撃の映画は、井口奈己の犬猫という映画である。最近だとニシノユキヒコの恋と冒険、の監督。

何も起こらない、何も起きないこの映画。でも、窓から入ってくる風でぱらぱらとめくられる本を、その風を、あれを表現できるのは文字じゃダメだ。映像じゃないとダメなんだ。映画じゃないと表現できないことがある。それを知って衝撃を受けた作品だった。

卒業してから映画が1800円になって、少し足が遠のきそうだけれど、来週はGWだしちらほら見に行こう。

それでは、また。

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