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右向いて左向いたら

by SAKI.S

100歳まで生きるとして、私の人生、4分の1が過ぎ去った。

もう4分の1なのか、まだ4分の1なのか。

歳を重ねれば重ねるほど、月日が経つのは早くなるというけれど、まさに今、それをひしひしと感じている。ぐんぐん上昇する気温と、じりじり強くなっていく太陽に、私の心と身体は完全においていかれてるから(夏が苦手なんだ)。

人生4分の1で時間が経つのは早い、と感じるのなら、これからもっともっと早くなっていくのだろうか。86歳のおばあちゃんは、右向いて左向いたらいちにちが終わってるのかなあ、なんて、思ったり。

***

子どものころ、誰もが一度は考えたことがあると思う。死んだら、どうなるの?

私もそのひとりとして、考えた。死ぬことに伴う痛みより、親しい人とお別れすることより、自分が死んだあとも、自分がいない世界が延々と続く、ということに思いを馳せたとき、頭がくらくらした。それきり、考えるのをやめてしまったくらい。

人生、あと4分の3もあるよ。

でもね、加速度的に時間が進んでいくのなら、どんどん残りの時間は、今過ぎ去った4分の1よりも、もっともっと短いんだよ。

ああ、そんなことを思うと、無性に焦る。

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今日はもう、だめだ。みたいな夜が、月に数回はある。なんだろう、無性に焦ったり不安になったり心がざわざわして、だからなんか仕事も家事も趣味も手につかなくて、ぐるぐる灰色の悪循環をたどる日。

今日がその日だから、そういう日は、どうしようもないのでこうやって、手が動くがままに書きなぐる。きっと、あとで見返したらぴりっと身を切られるような文章になってしまうのだけれど。

***

加速度的に人生の時間が進むのなら、別に流れに無理に逆らう必要はないけれど、立ち止まってみたら、どうなるんだろう。もっと焦るのかな、それとも、逆にゆったり感じられるんだろうか。

あと、4分の3。早く、速く、辿りつくのではなくて、川の流れに、杭を打ち込むように、深く、深く、潜っていけたらなと思う。別時間の流れを、ささやかにそっと、つくっていくみたいに。

それでは、また。


SAKI.S
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