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苦労するより楽しむことの方が、

by SAKI.S

苦労した方がえらい、とか、苦労してなんぼ、とか、楽してるとこのままでいいのかな、っていう罪悪感に襲われたりとか、他の人にやっかまれたりとか。

そういうのってあると思うんだけれど、最近、苦労するより、楽しむことの方が、仕事においてははるかに難しいんじゃないか、と思えてきた。

最近でこそ、仕事は苦労するより楽しんだ方がいいぞ、みたいな風潮も出てきたけれど、仕事を楽しむのって、言われてるより、思っているより、難しいと思う。

もちろん、合わない仕事や職場にいるのであれば、楽しむことはそもそも不可能かもしれない。

そして、好きなことを仕事にしているつもりでも、自分で働いていたとしても、楽しむことって、苦労するよりはるかに大変なことなのだ。

良い評価をもらえれば楽しいと思えることも、ちょっとでも批判されたり悪い評価を受けたり、無視されただけで、その仕事が楽しくなくなるには十分で。

それってほんとに好きなことじゃないだろうから、やめれば?っていうのは簡単だ。でも、その先になにかがある、だからやめたくない、続けていきたいっていう気持ちがあるときは、「楽しむ」っていうことは、「苦労する」ってことよりはるかに重要になってくる。

フリーであれ自営業であれ、特に借金をしたのでなければ、いつだって、ちょっと嫌になった、とかそんなことでやめることができてしまう。もちろんやめるってこと自体は悪いことじゃないし、むしろいいときだってある。

でも、続けていきたいという気持ちがある以上は、楽しめないときの仕事への向き合い方がすごく問われる。

苦労するのは簡単だ。ガムシャラに仕事をつめ、あとにひけない状況をつくっていく。その繰り返しで、簡単に苦労ができてしまう。

ただ、楽しむことはどうか。自分のペースで仕事しよう、と思っても、こんなゆるりとやっていていいんかな、と悩みはじめ、仕事が多いときは次につながる種まきの時間が持てないことがストレスになり、逆に少ないときは誰にも必要とされてない、お金どうしよう、と困りはじめる。良い評価をもらって喜ぶのは一瞬で、すぐ次の心配をしはじめるくせに、悪い評価はいつまでもうじうじ、心のなかでくすぶって、なかなか切り替えができない。

好きなこと、やりたいことをやっていても、そのすべてが「楽しい」時間じゃない。むしろ、楽しくない時間の方が多いかもしれない。楽しいのは、純粋に仕事に向かっている、例えば原稿を書いたりとか、お客さんと話したりとか、そのこと自体に集中できている時間で。

でもたとえその一瞬でも、仕事している時間が純粋に楽しいっていう実感があるからこそ、続けていきたいなって思うし、続けていった先にある景色が見たいな、と思うのだ。

いかに「純粋に楽しい」時間に戻ってこれるのか。その時間を増やすのか。

続けたいことを続けていくには、楽しむこと、が根本のところで、根を下ろしているからこそ、できること。

楽しむための工夫。しっかり気分転換の時間をつくるとか、評価を(良い評価も悪い評価も)気にしすぎないとか、すべてをコントロールしようとしないとか、先のことを考えすぎないとか。

楽しむ、って楽することとは違う。とても難しくて、それでいて、自分しか知らないこと。

仕事を楽しむってことに、真剣に向き合ってみてもいいんじゃないか。

それでは、また。

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