LOG IN

忙しいのにめっぽう弱く、

by SAKI.S

私は忙しいのにめっぽう弱いみたいで、ちょっと忙しい日が続いただけで、とたんになんだか泣きたくなってしまう。

悲しいとか、苦しいとか、悔しいとか、そういうんじゃない。ただ生理的にーーそれこそ、眠たいとかお腹すいたとかトイレ行きたい、みたいにーーただただ、涙を流したい、ってときがくるのだ。

そういうときはいつも、心がぱさぱさしている。私はよく、心がぱさぱさしてきた、と言ってるんだけど、これってどういうときだっけ、と改めて考えてみると、「目的のあることしかしていない」ときだった。

***

家事も、仕事も、突き詰めれば「生きる」ために必要なことで。そればっかりしていると、心がぱさぱさしてくるのがわかる。もちろん、いちにちのなかでぼーっとしている時間はたくさんあるのだけれど、ぼーっとするぞ、と思ってまとまった時間がとれないと、心がぱさぱさしてくるみたいだ。

だからそういうときはいつも、早めに布団に入って小説を読むか、最近は映画を見るようにしている。または、週末に新しいカフェに繰り出し、ぼーっと本をぱらぱらめくったり。

小説を読んでると、不思議と、心がすうっと潤ってくるのがわかる。心が潤う、って表現あんまり好きじゃないんだけれど、それでも、心の乾いた土に水が染みこんでいくのがわかるのだ。

***

子どものときは、転校したばかりで緊張した日々が続くとき、一日中英語での授業が始まったとき、中国語がわからなさすぎて泣きそうなとき、学校から帰るといつも、小説を読んでいたのを思い出す。

あのころはそんなこと思ってなかったけれど、小説が子どものときの自分を支えてくれてたんだな、と今になって強く思う。もう、あのころみたいに、一日中物語の世界にとっぷり浸かって泣いたり笑ったりっていう一体感はないのがすごくすごく寂しいけれど、それでもやっぱり今でも、小説はいつも、私のそばにいてくれて。

さて、今夜は何を読もうかな。

それでは、また。

OTHER SNAPS